2022年3月3日木曜日

校長先生の授業 3年生

  3年生の各クラスで、校長先生が書道の授業を行いました。これは、卒業に向けて今の想い(決意)を文字に表そうとテーマです。それぞれが想いのこもった文字を丁寧に仕上げました。授業の中で、二つのお話がありました。一つは、「日本には『恩送り』というすてきな言葉があるということ。『お世話になった人に恩を返す』という意味で、恩返しという言葉をよく聞くと思いますが、恩送りとは、『誰かから受けた恩を直接その人に返すのではなく別の人に送ること。そして送られた人がさらに別の人に渡して、社会全体によい循環が生まれるという内容です。大人も子どもも、『恩送り』が自然にできるようになると、今よりもっと世の中は温かい雰囲気になるのではないか。」というお話、もう一つは、「新しい環境に慣れるまでには時間がかかるもの、そこが希望の場所であるなしにかかわらず、その場所で自分には何ができるのか、何をしていけばよいのかを考え、自分の居場所を作っていくことが大切。」という話です。真剣な表情でしっかり受け止めている様子が伝わってきて、うれしく思いました。作品はどれも自分の想いを込めた世界で一枚の作品になったと思います。