まだ生徒が登校する前の朝7時頃の学校の様子です。
教室や廊下、体育館履きの靴箱など、とてもきれいに片付けられています。
生徒と担任とで毎日整理整頓しているのだと思います。ありがたいことです。
この整えられた学習環境が、現在の落ち着いた授業の様子につながっているのだと思います。
【脚下照顧(きゃっかしょうこ)】という言葉があります。
脚下とは足元のことを、照顧とは照らし顧みる、つまり行いを見返ることを意味しています。
『我が身をしっかりと顧みなさい』という意味です。
心が乱れていれば、整理整頓もおろそかになります。
心にゆとりあれば、自分を冷静に顧みることもできますし、人を思いやることも人を許すこともできるはずです。
履物を揃える(身の回りの整理整頓をする)ということは小さな行動かも知れませんが
そういう些細なことを丁寧にできるかどうかに、自分というものが現れてくると思います。
はきものをそろえると、心もそろう。
心がそろうと、はきものもそろう。
ぬぐときにそろえておくと
はくときに心がみだれない
だれかがみだしておいたら、
だまってそろえておいてあげよう
そうすればきっと
世界中の人の心も、そろうでしょう
永平寺 道元禅師